SEOとは

ホームページは、どうすれば検索で上位に表示されるようになるでしょう。

AI(人工知能)に代表されるように、2016年頃からコンピューター技術は桁違いに高度化し始めました。

検索エンジンにおいても同様に高度化したため、現在、SEOに対する答えは簡単ではありません。

ですが、前述のページのとおり、そのヒントは『SEOの本質』の部分に隠されています。

SEOとは

さて、前述のページでは、SEOのことを、わかりやすく『検索で上位に表示されるようにすること』と説明してきました。

ただ、改めてきちんと申し上げると、SEOの定義は、『検索エンジンの最適化』です。

 

ここで、まず確認しておきたいのが、『検索エンジン』とは何かです。

検索エンジンとは、結論から言うと『Google』のことだと思ってください。

というのも、『Google』『yahoo』という2大検索エンジンがありますが、Googleとyahooは同じだからです(yahooはGoogleのシステムを使っています)。

また、『bing』という検索エンジンもありますが、日本でのシェアが少ないので、とりあえず、無視しておいても支障がないでしょう。

 

つまり、SEOとは、簡単に言うと、『Googleでの最適化』ということになります。

『最適化』という言葉はわかりにくいと思いますが、実は、この『最適化』という言葉にこそ、SEOをひも解くためのカギが隠されています。

では、いよいよ、『最適化』とはどういうことか説明しましょう。

『最適化』とは、『Googleが求めるホームページを作ろう』ということです!

img

Googleが求めるもの

まず、皆様もご存じのとおり、Googleは世界のトップ企業です。

ただ、ここでのポイントになるのは、世界トップであれ何であれ、ひとつの『企業』であることです。

Googleであろうと何であろうと、企業なら『収益』を上げなければ倒産してしまいます。

つまり、『検索エンジンGoogle』というのは、『Googleが自分の収益につなげるため』に開発しているということです。

Google検索は、ボランティアとして我々に提供されているものではありません。『Google社のため』にあるのです。

 

では、Googleは、何のメリットがあって、わざわざ膨大な費用をかけてまでそんなものを作っているのでしょう。

それは、『ユーザー数を増やしたいから』です。

ユーザーが増えれば、Googleに入ってくるお金が増えるのです。

例えば、あなたが路上ライブをするとして、『福岡市中央区の天神』と『那珂川町の山の中』のどちらで開催しますか?

観客のいない『那珂川町の山の中』では絶対に開催しないはずです。

これと同じように、Googleは『福岡市中央区の天神』のような『できるだけ人が集まる場所(仮想空間)』を作り出したいのです。

そこに人が集まれば、さまざまな経済活動が興り、結果的にGoogleに舞い込むお金が増えます。

 

つまり、Googleは、会社として『多くのユーザーに支持されなければならない』という使命があり、逆に、絶対にやってはいけないことが『ユーザー離れ』です。

そのためにGoogleが会社の威信をかけて目指すもの。それが、『最高の検索エンジン作り』です。

もし、世の中が「yahooやBingの方が使いやすいよ」ということになれば、Googleは終わりです。

img

最高の検索エンジンとは

では、『最高の検索エンジン』とは何でしょう?

例えば、あなたは、どんな検索を『使いやすい』と感じますか?

それは、間違いなく、『知りたいことが見つかる』ということですよね!

検索をして、ゴミみたいな情報しか表示されなければ、「Google、使えねぇな」と思うでしょう。

 

このため、Googleは『知りたい情報が見つかる検索エンジンを作りたい』と本気で思っています。

例えば、『行政書士 福岡』と検索した場合、それを探している人にぴったりのホームページを、最適なものから順にユーザーに教えてあげたいと、Googleは思っているのです。

検索順位というのは、この結果に過ぎません。

なお、下記のSEOの歴史においてGoogleの技術の変遷をご紹介しますが、変遷するのは『技術』であり、実は、『ユーザーにとって最高の検索エンジンを作りたい』というGoogleの本質はずっと変わっていません。

あなたも、『読者が喜ぶ情報を届ける』という本質を見失わずがんばることが、結果的に、ホームページの順位上昇につながりますよ。

SEOの歴史

さて、これまでのSEO歴史(Googleの技術の変遷)は、大きく次の3期に分類されます。

  1. お金があれば上位表示できた時代
  2. 知恵があれば上位表示できた時代
  3. AI(人工知能)の時代

①『お金があれば』の時代

まず、Googleは『ユーザーに最高の検索結果を届けること』を使命として検索エンジンを作りました。

とはいえ、これは、世の中で『インターネット』というものがやっと普及し始めた頃の話です。

『ユーザーが求めるホームページがどういうものなのか』という答えは、Googleにとってもまだ未知のものでした。

そこで、一番初めに取り入れたのが、『人気』という考え方です。

『多くの人がクリックしている』とか『多くのサイトからリンクが張られている』というのを基準にホームページを順位づけすることにしたのです。

これは、『外部対策期』とも呼べる時代です。

 

ただし、この技術には落とし穴がありました。

それは、この方法によれば、『人気』というものが、お金をかければいくらでも演出できたことです。

SEO業者が台頭し、『たくさんクリックしてあげますよ』とか『たくさんリンクを張ってあげますよ』と持ちかけるようになりました。

これにより、例えば、『パンを取り扱っていないホームページでも、「パン」という検索でひっかかる』というようなことが起こり始めました。

そして、何より、Googleにとって最も恐れていたことも起こりました。

それは、「Google、使えねぇな」と、『ユーザー離れ』が起きたことです。

②『知恵があれば』の時代

そこで、Googleはおおいに焦り、検索エンジンの判断基準を見直すことにしました。

ホームページを『人気』ではなく『内容』で判定する技術へと切り替えたのです。

これが、『内部対策期』とも呼べる時代です。

ただし、この技術にも落とし穴がありました。

それは、時代的に、コンピューター技術がまだまだ未熟だったことです。

 

例えば、Googleの検索結果には、下記のように、サイトの『タイトル』や『説明文』が表示されます。

検索結果

この時代では、ホームページの優劣を、これらに含まれる『単語の数』で判断する程度の技術しかなかったのです。

例えば、タイトルと説明文に『行政書士』『福岡』という単語を2回ずつ設定すると『行政書士 福岡』で検索した時に上位に表示されるようになる、というようなことでした。

ちなみに、この時代、私のように『カネはないけど知恵はある』という者が、せっせと検索エンジンを研究し、検索上位に進出することになりました。

 

さて、この期では、以前の外部対策期と比べ、検索結果には、一応『それっぽいもの』が表示されるようになりました。

ただし、このレベルの技術は、明らかに未熟でした。

ホームページについて『内容が充実していること』と『単語の数が多いこと』がイコールでないことは、バカでもわかります。

③AIの時代

そこで、Googleはついに、ホームページを『価値』で判断する技術を導入しました。

時は2016年とか2017年頃。スマホと会話できたり、指紋や顔の認証技術が進んだり、囲碁や将棋で機械が人間を負かすなど、コンピューターの計算能力が人間を上回り始めたと言われた時代です。

『AI(人工知能)』と呼ばれるシステムは、飛躍的にコンピューター能力を向上させ、検索エンジンにおいても、ホームページお価値を判断できるようになったのです。

なお、『価値』とは、書かれている『文章の意味』であったり、実際にそれを閲覧している『ユーザーの動き』などによって判定されます。

 

これは、『成熟期』と名付けてもいいような、検索エンジンの最終形態ではないでしょうか。

つまり、今、Googleが判定基準にしているのは、『ユーザーが本当に満足しているか』です。

我々としても、SEOのためにできることは、『ユーザーが満足するホームページを作ること』なのです。

 

なお、多くの方は、この『成熟期』に入ったことをまだ知りません。

このため、変化に対し皆が一斉にホームページを作り変えたということもなく、検索結果自体は『内部対策期』と比べ大きな変動も起こっていません。

ですが、SEOは、本当に今、『成熟期』に入っているのです。

というか、もしまだ内部対策期だったら、私は、こうやって、ノウハウを公開していないですよ。

自分の集客が簡単に脅かされてしまいますから。

 

なお、前述の行政書士を開業する前にのページで、「せっせとブログを書くことがWEB集客につながる」という旨を書きましたが、その答えが、『今が成熟期であるから』ということです。

皆様も、今からWEB集客で成功したいと思うのであれば、せっせとホームページを充実させるしかありません!

SEOの大原則

ここで、ホームページを充実させる上で知っておかなければならない大原則があります。

それは、『既にあるホームページの内容をパクってはいけない』ということです。

 

さて、Googleの検索結果は、1ページに10件が表示されます。

では、もし、あなたがGoogleの立場になったら、どんな10件のホームページを紹介しますか?

いや、逆に、『絶対に紹介しないホームページ』は何ですか?

それは、『内容が同じもの』ではありませんか。

10件しか紹介できないのに、同じものを紹介してしまえば、9件とか8件しか紹介していないのと同じことになってしまいます。

 

この理屈で、Googleは、同様のホームページがあった場合、後にできたものの順位を上げません。

この点も、今の時代からWEB集客を始める難しさになります。

私がWEB集客を始めた頃のSEOは、行政書士の方にとってはいわゆる『ブルーオーシャン』でした。

ですが、現在は、ホームページ上にだいたいの情報は書き尽くされており、今から、取組むSEOは『レッドオーシャン』とも言えるでしょう。

img

私はGoogleが好きだ

さて、私はGoogleが大好きです。

もちろん、当行政書士事務所のWEB集客においてSEOの恩恵を受けたということはあります。

ただ、そういう小さなことではなく、私は、Googleという企業の理念が好きなのです。

 

Googleは、『ユーザーにとって最高のもの』を目指してものづくりをします。

例えば、Googleの検索画面を思い出してみてください。

Googleの検索画面は、とてもシンプルにできています。

検索機能だけがあり、他に余計なものがありません。

これだけ多くの人が使うサイトなのですから、何らかの広告を載せるなど、Yahooのようにごちゃごちゃさせて、一儲けしてもよさそうなものです。

ところが、Googleがそれをしないのは、それが『ユーザーのため』にならないと判断しているからです。

『検索したい』と考えてGoogleのサイトを訪れているユーザーにとって、本当に必要なのは『検索すること』です。

余計な広告を載せたために検索速度が遅くなったりすれば、それは『ユーザー』の利益に反します。

つまり、Googleは目先の利益ではなく、常にユーザーのことを考え、それが結果としてGoogleの利益につながると考えています。

 

この理念により、Googleの中でホームページを発信することは、皆が平等です。

Googleの中で、我々は、孫正義や福山雅治とも同じラインに立っていて、『ユーザーが満足するホームページ』を作れば、誰でも正当に評価されるのです。

例えば、「行政書士 福岡」で検索すると、当事務所は、1ページ目どころか、1ページの中でも上位の方に表示されます。

調子がいい日は、福岡県行政書士会に次ぎ2位か3位に表示されますし、私がホームページをがんばっていれば、名だたる老舗の事務所よりも、天神の中心にあるキレイなオフィス事務所よりも、私を評価してくれるのです。

ちなみに、ここでGoogleを褒めたからといって、私が優遇されるというようなこともありませんよ(笑)

SEO業者の勧誘

ホームページを公開すると、それを見つけた業者から、セールスの電話がかかり始めます。

「先生、SEOって知っていますか?」、「先生のホームページの順位を上げますよ」などの誘いです。

ついつい乗ってしまいそうな甘い誘惑ですが、私はその手の業者には懐疑的です。

 

ちなみに、SEOではないですが、2017年末、『年間48万円』というWEB系のセールスと契約を結んでしまいました。

お金が余っていたので、というといやらしいですが(笑)

今のところ、効果についてはさっぱりで、オーマイガーです。

セールスなんてそんなものですよ。

まあ、転んでも、ただでは起きないつもりで計画していますが。

 

さて、SEO業者に話を戻します。

このページをお読みになった方はお察しのこととは思いますが、現在、SEOは『AIの時代』です。

Googleは、小手先のホームページを排除して、『本当に価値あるサイト』へ淘汰しようとしています。

SEO業者の言う「検索で上位にしますよ」という言葉は、「世界のGoogleを出し抜いてみせます」ということです。

「わが社の200のチェック項目で!」などとあたかも効果がありそうな数字を提示してきたりしますが、GoogleのAIが判定する指標は、200どころか間違いなく『桁』が違います。

あなたがSEOのためにできることは、オリジナリティのある情報をあなたの言葉でせっせと発信することですよ。

 

今の時代にWEB集客を始めるということは、難しい面もあると思いますが、実は、本質はすごくシンプルです。

コツコツと、情報発信をがんばってください。

なお、当事務所では、ホームページの導入のお手伝いをしております。

ご興味のある方は、下記のリンクをご覧ください。

ホームページの導入

元のページに戻る