ドローンに一喜一憂

小型無人航空機を意味するドローンという言葉は2010年代になって広まり始めたそうです。私がドローンを知ったのは、2013年にAmazonが発表したというドローン配達サービスがテレビで取り上げられるようになってからです。

私はAmazonの通販をよく利用しますが、たいていのものはすぐに届きます。配達員が届けてくれることに不満はありませんし、逆に、玄関先あたりに荷物を放置して飛び立たれるのかと思うと、配達中も気が気でないですね。

空の渋滞・事故等、パッと考えただけでも実用には疑問が湧きますが、遠隔操作で物が空を移動すると思うと男心をくすぐられるものがありました。「ついに来たか、未来!」というような。

医療機器を運んだりだとか、被災地の物資供給だとか期待の大きい分野もありますし、テレビでもきれいな空撮映像をよく見るようになったような気もしました。

 

ドローンと医療

 

次にドローンが注目されたときには

次にドローンが大きなニュースとなったのは、いわゆるドローン少年官邸に放射性物質を搭載したドローンが侵入した事件です。日本でドローンという言葉が定着たのは、この頃かもしれません。

明るいニュースではなかったことと、ドローンという異様な響きも相まって、ドローンのネガティブな部分がクローズアップされ、日本でも規制の動きが加速することになりました。海外では既に、というところでしょうか。

ちなみに、ドローンとは英語で「オスの蜂」のことだそうです。別に異様な名称ではないのですが、日本語ではどうしても闇にまぎれる時の擬音語のように聞こえてしまいます。

 

唐津の空にて

父方の実家が佐賀県の唐津であるため毎年11月の文化の日あたりは唐津くんちを見に行くのですが、昨年の唐津くんちでは、上空にドローンらしき物体が飛んでいました。ドローン少年の事件より前のことですので、世間でどのくらい流行っているのかイメージが湧きにくく、祭りの主催者等の公的なものなのか、個人が勝手に飛ばしているのか判断がつかないところでした。

「個人が飛ばしているとしたら、今後、たくさんの人が飛ばし始めることになって迷惑だろうな」と思っていましたが、ドローン少年以降、一般の個人が簡単に所有しているものだと認識してからは、おそらく個人が飛ばしていたのだろうと推測するところです。

もし大勢の観客の中に落ちたらと考えるとやはり怖いものがあります。昨年の唐津くんちにはキャロライン・ケネディさんがいらしていたので、何か悪意のある飛行もできた訳です。やはり規制は必要になってきますね。

 

規制

 

ドローン許可と行政書士

ドローンは流行から一転、規制の動きが加速しました。この7月にも規制への閣議決定がなされました。

ドローンのロマンに水を差された形となり、がっくりするところはあるものの、規制あるところに行政書士の出番ありです。飛行が許可制になれば申請の代行の業務が回って来るかもしれません。とりあえず、ドローン許可に向けたページを用意しつつ、そろそろ勉強等対策を始めることにします。

 

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