公庫の新創業融資

公庫の新創業融資代行のご相談において、審査を通過するためのポイントを聞かれることがあります。一般的には、事業計画書が最も重要だと言われますが、それは概ね正解というところです。公庫の新創業融資においては、事業計画書ではなく事業計画そのものが最も重要なのです。それをまとめた書類の代表が事業計画書ではありますが、実際にはその他諸々の書類も添付…

…します??…しなければなりません??ここで言葉を迷うのは、質問の意味を今一度考えてみたいからです。「公庫の新創業融資において審査を通過するためのポイントは何?」という質問については、「しなければなりません」が正解だと思います。

通常、新創業融資の申し込み書類としては、事業計画に付随するものは事業計画書設備融資の見積書のみです。これさえあれば申込みできますが、審査を通過するポイントは?と聞かれると、その他の資料も付けるべきだと答えたいところとなります。

公庫新創業融資の添付書類

 

新創業融資では計画疎明資料をたくさんつける

説明が難しくなってきましたので、簡潔に説明すると、公庫の新創業融資では計画の疎明資料をたくさんつけることがポイントです。新創業融資は、基本的にはこれから事業を始める方が対象となっており、事業の実績もなければ、ハッキリ言って計画と熱意以外にアピールできるものはありません。計画とは何とでも書けるものであり、公庫の担当者と「実現可能なの?」と議論になれば水掛け論です。公庫の審査もその点はよくわかっていますので詰問を受けることはありませんが、その分、客観的な資料を欲していると想像がつきます。例えば、事業計画書については月毎の月次収支の予定表を作成するものよいでしょう。設備融資の見積書は必須ですが、運転資金についても、仕入の見積書、人件費(求人広告)の見積書、宣伝広告費の見積書等も付けましょう。提出書類一覧に記載がないので、勝手にいろいろと添付してよいのか迷うかもしれませんが、事業計画の確かさを証明するために必要となるものであれば添付して構いません。また、わざわざ運転資金の見積もりも用意していれば、事業に対する熱意・本気度をアピールできることにもなります。公庫の新創業融資ではぜひ、事業計画の確かさをアピールして下さい。

 

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