建設業の工事経歴書①

建設業においては許可申請・決算変更届・経営事項審査において工事経歴書を作成しなければなりません。工事経歴書とは事業年度において行った工事実績の一覧表のようなものです。

決算変更

さて、行政書士に建設業許可申請決算変更届の代行を依頼すると、工事経歴書の作成をどの程度サポートしてくれるかは行政書士によって異なります。主には次のどちらかに分けられます。

  • ①原則として、お客様が作成する
  • ②原則として、行政書士が作成する

当事務所は、原則として、②の方法で作成しています。請求書や総勘定元帳をお借りしてデータを集計して作成します。

この点、お客様が行った建設工事についてはお客様が一番ご存じであるので、お客様に作成してもらうという行政書士の考えもわからなくはないものです。ただし、次ページ【建設業許可の工事経歴書②】で示す通り、工事経歴書の書き方は複雑であり、いきなりお客様にボールを渡してしまうには荷が重い作業です。また、不慣れなお客様が列挙したデータを信頼してそのまま届出ることは、プロとして恐ろしさを感じます。

建設業許可の行政書士が工事経歴書を作ってくれないという方は、他事務所のご相談を受けてみるのもいいと思います。

なお、ネット上では、建設業許可の手続きを行政書士に依頼すると押印以外やってくれたというものも見かけますが、上記のとおり複雑な確認事項が多いので、文字通り「押印だけで済む」ということもないと思います。

建設業許可決算変更届

④トピック編

主たる営業所の変更(前ページ)

⑤決算変更編